特許庁委託 産業財産権制度調和に係る共同研究調査事業
2023年度招へい研究者 研究成果報告会

知財研では、特許庁委託事業「産業財産権制度調和に係る共同研究調査事業」の一環として、外国から研究者を招へいし、産業財産権に関する制度調和が必要となる課題について研究する機会を提供しています。このたび、中国の研究者が約2か月半の招へい期間を終えて帰国する予定です。そこで、研究成果の発表及び参加者との意見交換を行う場を設けるために、研究成果報告会を下記のとおり開催いたしますので、御案内申し上げます。

開催概要

日 時 2023年9月13日(水)9:10-10:45
題 目 “Comparative Study on Post-filing Data and Stability of Patent Rights in Pharmaceutical Field”
『製薬分野における出願後のデータと特許権の安定性に関する比較研究』
(※発表は英語で行い、日本語の逐次通訳が付きます。)
報告者 HAN, Weiwei(ハン・ウェイウェイ) 招へい研究者
会 場 Zoomによるオンライン報告会
定 員 60名(先着順)
参加費 無料

プログラム

9:10 開会・主催者挨拶
9:15-10:25 “Comparative Study on Post-filing Data and Stability of Patent Rights in Pharmaceutical Field”
10:25-10:45 質疑応答
10:45 閉会

報告概要

Stable and robust patent protection is critical for enterprises and investors, especially in pharmaceutical industry. In pharmaceutical patents, experimental data is of great importance for the legality, validity or enforceability of a patent right. In practice, due to diverse reasons and scenarios, it may be necessary for a patent applicant or a patentee to provide post-filing data to fulfill the requirements for patentability. The examination and acceptability of post-filing data are diverse in different jurisdictions. In civil law countries, there are normally specific rules in guidelines for examination on acceptance of such data, like in Japan and China. In common law countries, for instance, in the US, multiple factors would be considered when evaluating whether data as such are acceptable. This study will compare the acceptability of post-filing data in major jurisdictions, including US, Europe, Japan and China. In the meantime, the relationship between post-filing data and stability of patent rights will be analyzed. It is envisioned that reasonable acceptance of post-filing data would enhance patent protection, facilitate patent enforcement, and promote innovation.
(仮訳)
 安定した強固な特許権の保護は、企業や投資家、とりわけ製薬業界にとって欠かすことのできないものである。医薬特許では、実験データは特許権の適法性、有効性又は行使可能性にとってきわめて重要である。実務においては、様々な理由及び状況により、特許出願人又は特許権者は、特許要件を満たすために、出願後のデータ提出が必要となる場合がある。出願後に提出するデータの審査及び受理は、法域によって異なっている。大陸法諸国では通常、日本や中国のように、審査ガイドラインの中に出願後データの受理に関する特別な規則が定められている。米国のようなコモン・ロー諸国では、当該データそれ自体を受理できるかどうかを審査する際、複数の要素が検討される。本研究は、米国、欧州、日本、中国等の主要な法域における出願後データの受理可能性を比較する。その一方で、出願後データと特許の安定性の関係を分析する。出願後データを合理的に受理することで、特許権の保護を強化し、特許権の行使を容易にし、技術革新を促進することが見込まれる。

略歴

HAN, Weiwei(ハン・ウェイウェイ)氏

華東政法大学 Ph.D.

【招へい期間】2023年7月3日~2023年9月16日

申込

本報告会は終了しました。

【申込締切り】2023年9月12日(火)17時
【参加URLと配布資料の送付】9月12日(火)にお送りいたします。

【問い合わせ先】
 一般財団法人知的財産研究教育財団 森田、石本
 〒101-0054 東京都千代田区神田錦町三丁目11番地 精興竹橋共同ビル5階
 Tel:03-5281-5674  Fax:03-5281-5676
 E-mail:fellow23s@fdn-ip.or.jp


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